本日11月5日は「津波防災の日」です。この日に合わせて、全国各地で津波対策に限らず、さまざまな防災訓練が行われました。香川県内でも午前中に「香川県シェイクアウト(県民いっせい地震防災訓練)」が実施され、多くの県民が地震に対する備えを確認しました。
城西高校で行われた実践的な防災訓練
また、市内の城西高校では、1年生を対象に次の4つの防災訓練が行われました。
- 家具転倒防止の対策
- AED使用法と応急処置
- ロープワーク(結び方や活用方法)
- 土のう作り
私はこのうち、「土のう作り」の訓練を担当しました。生徒たちは慣れない作業にも真剣に取り組み、災害時の水害対策の基本を学ぶ姿が印象的でした。
香川県の課題と防災訓練の意義
香川県は比較的災害が少ない地域として知られています。しかし、南海トラフ地震の発生リスクが叫ばれる中で、まだ危機管理意識が十分に浸透していないのが現状です。このような防災訓練を通じて、日頃からの備えの重要性を若い世代に伝えることが必要です。
特に、数年後には県外への進学や就職を控えている生徒たちにとって、今回のような実践的な訓練は非常に有意義なものであったと感じます。災害リスクの高い地域に移り住む可能性を考えると、今のうちに身につけておくべき知識や技術が多くあります。
災害への備えを、次世代につなぐ
防災は日常の延長線上にあるものです。地震や津波、水害といった自然災害は、いつ、どこで起こるかわかりません。今回の訓練を通じて、生徒たちが「自分の命を守る行動」を考えるきっかけになればと願っています。
香川県では今後もさまざまな防災活動を続けていきます。地域全体で防災意識を高めるために、引き続き皆さんのご協力をお願いいたします。