廃棄物処理法の強化や環境意識の高まりにより、全国的にごみの発生量は減少傾向にあります。
しかし一方で、最終処分場(埋立地)の不足は依然として深刻な課題であり、いかにしてごみを減らし、資源として再利用するかという取り組みが全国各地で進められています。
丸亀市のごみ処理とリサイクルの現状
本市のごみ焼却施設「クリントピア丸亀」においても、日々大量の焼却灰が発生しています。
現在、丸亀市ではこの焼却灰を単に埋め立てるのではなく、「セメントの原料」として再資源化するリサイクル事業を実施しています。
この度、その最前線を確認するため、山口県にある「セメント原料化施設」ならびに「セメント製造工場」へ施設見学に行ってまいりました。
1,400度超の高温処理がつくる「循環」の現場
視察では、実際にどのようにして焼却灰がセメントへと生まれ変わるのか、その詳細な工程を学んでまいりました。
- 飛灰処理・異物除去:細かな灰や不純物を丁寧に取り除く工程
- 脱ダイオキシン・水銀処理:環境負荷物質を徹底的に除去する技術
- 高温無害化処理:1,400度以上という超高温で処理し、完全に無害化する工程
これらの高度な技術プロセスを経て、私たちが排出したごみが、社会インフラを支えるセメントとして蘇る現場を目の当たりにし、技術の進歩とリサイクルの重要性を再確認しました。
良好な生活環境を守るために
ごみ処理を巡っては、焼却灰だけでなく、プラスチックごみ問題や食品ロスなど、時代とともに新しい課題も次々と発生しています。
市民の皆様の健康、そして良好な社会環境を次世代へ引き継いでいくためには、行政と市民が一体となった「3R(リデュース・リユース・リサイクル)」の更なる推進が不可欠です。
今回の視察で得た知見を、今後の本市の廃棄物対策や環境行政にしっかりと活かしてまいります。